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中華拡張主義は孫文から

  辛亥革命における孫文の変節(酒井信彦)

 今年が一九一一年の辛亥革命から百周年ということで、その首謀者・孫文が話題になっている。例えば現在、東京国立博物館では、「孫文と梅屋庄吉」なる展覧会が開催されているが、梅屋庄吉とは、孫文の経済的な支援者であった日本人である。しかし孫文の実像と辛亥革命の実態に関しては、真実を隠蔽して徒に美化した情報が、無責任に垂れ流されていると言わざるを得ない。以下、革命時おける孫文の巨大な変節について説明しよう。
 孫文たちが革命を目指していた、一九〇六年の「中国同盟会軍政府宣言」では、革命のスローガンを「駆除韃虜、回復中華」と掲げていた。韃慮とは韃靼人の蔑称であり、韃靼とは元来モンゴルを意味しているが、この場合は清帝国の支配者である満州人のことである。つまり「駆除韃慮、回復中華」とは、満州人を追い出してシナ人の独立を回復することであった。すなわちシナ人としての、民族独立革命である。歴史的な前例を考えれば、モンゴル人を万里長城の北に追い出して、明がシナ人の独立を回復したのと、全く同一の現象であると言える。
 さて、一九一一年の秋に辛亥革命によって清帝国が倒れ、翌年正月に中華民国が発足したのだが、臨時大総統になった孫文は、その就任宣言において、これまでと全く逆のことを言い始める。それは、「漢満蒙回蔵の諸地を合して一国、漢満蒙回蔵の諸族を合して一人」の如くするというもので、スローガンとしては「五族共和」と表現される。その意味するところは、中華民国はシナ人・満州人・モンゴル人・回教徒・チベット人の五つの民族が共同して運営し、その領土は清帝国の領土をそのまま引き継ぐというものである。
 清帝国の広大な領土は、満州人の軍事力によって形成されたものであり、シナ人が支配者であった明の時代の領土は、清の四分の一ほどの面積しかなかった。これは高校の世界史教科書に載っている地図を見れば、簡単に分かることである。つまり辛亥革命によって、シナ人の民族独立は実現したのであるから、中華民国の領土としては、明の領土を回復すればよかったのである。しかし他の民族のものである広大な領土に対する欲望から、「五族共和」を打ち出したのであり、他民族へのあからさまな裏切りであった。
 現在の中華人民共和国における民族問題の淵源は、まさにこの孫文の変節にある。すなわち、チベット・東トルキスタン・南モンゴルにおける悲劇を生み出した、根本的な責任者こそ孫文に他ならない。ただし中華民国の時代には、シナ人は侵略の野望を抱きながらも、それを実現する実力を持たなかった。共産党が中華人民共和国を成立させて、巨大な軍事力を手に入れたとき、第二次大戦後の民族独立の潮流に逆行して、一挙に邪悪な野望を成し遂げてしまったのである。

http://sakainobuhiko.com/2011/10/post-178.html

一九〇六年の「中国同盟会軍政府宣言 「駆除韃虜、回復中華 (=満州人を追い出して

シナ人の独立を回復する。)」

一九一一年の秋に辛亥革命臨時大総統になった孫文の就任宣言 「シナ人・満州人・

モンゴル人・回教徒・チベット人の五族共和」

この孫文の変節が中国の侵略主義の始まり。現在は五族どころか無数族共和路線であろう。

侵略の現在進行形国家中国は、尖閣どころか沖縄も自国領土としている。

そのような国へ公立高校生を修学旅行させ続けている長崎県は侵略の追認者・賛同者

と言われても仕方がない。 民族独立という世界史的な流れから言っても、長崎県の行為は

頭をひねることに違いない。公立高校の中国への修学旅行は中止するべき。

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長崎県教育委員会の回答

Q.中国が沖縄地位未定論を主張しているのはご存知ですか?
A.答えは差し控える。
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